なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

お菓子と仕事そして4W2H

先日ご来店いただいたお客様からメッセージをいただきました。

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岡本さん

先日はありがとうございました!

お菓子と関わる働き方のイメージが、
訪問前よりは少しだけ見えてきた気がします。
まだまだ手探り感は満載ですが。。。

 
特に個人経営のパティスリーについて、
漠然と「難易度は高そうだな」というイメージは持っていたのですが、
・具体的にヒトモノカネにどんなリスクがあるのか
・ビジネスとして何をクリアしなければならないか
という部分が具体的に聞けたのがありがたかったです。
 
自分の場合は、今までのキャリアを活かしつつ、
それで好きなものに関わって働くにはどうすべきか、
という方向性で今後も考えてみようと思います。
 
またクッキーもありがとうございました!
帰り際に落ち着いてから食べてみましたが、
あんなにシンプルな素材なのに、
とても美味しかったです。
 
自宅で妻と子供にも食べてもらいましたが、
やはり糖質制限のお菓子よりも好きだったようです笑
出産周りが落ち着いたら、
自宅でも焼いてみようと思います。
 
次回は子供二人を連れて、
普通にお菓子を買いに行きたいと思います。
(先日は保育園の迎えの時間が迫っており、お土産を買い損ねたので、、、)
 
それでは、改めてありがとうございました。
 

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お菓子の仕事ってお菓子屋さんになるだけではないんですよね。メーカーもあれば、問屋もあり、企画や開発、個人レベル、企業レベルそれはそれは幅広く。やってみなくちゃわからないことばかりです。仕事の適正なんて。

 

以前、私はお菓子の企画会社に勤めていた事もあって、バレンタインやホワイトディ、クリスマス時のギフト菓子の企画営業販売等々やってました。その時にオリジナル菓子や流通菓子が出来るまでの流れを経験して、その製品を作る上での内訳原価の細かさ、複雑さを知ってシンプルでわかりやすい商売って

「そこでつくってそこで売る」

ということなんだと気づいて転職しました。

ケーキをそこで作って主に珈琲と一緒に提供しているお店にです。

それからはずっと作り手です。

 

私の仕事の適正はこのあたりで定まったのかも.....

作るお菓子もシンプル。小売りもシンプル。

わかりやすいのが一番!!(笑)

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私は作り手でもありますが売り手でもあるんです。(ひとり営業ですので....)

 

どんな風にお菓子に携わっても結局は「売る」に行き着きます。

ものが売れなきゃお仕事になりませんもの。

 

彼のメッセージにある

『具体的にヒトモノカネにどんなリスクがあるのか』
ってことにつながるかな。
 

4W2H

これです。

なんかやろうとするとき必ずででくるやつ(笑)

ものを売る為の基本準備みたいなやつですね。

 

When(いつ)

Where(どこで)

What(何を)

Who(誰に)

How(どのくらい(いくらで))

How(どのように)

 

必ず出でくるやつですからねぇ....重要ってこと。

私もこれは意識してます。いいかげんな私でもさすがにね(笑)

 

ひとり営業の場合この4W2Hが広い間口で考えるのではなくどちらかというと狭い範囲のピンポイントの人達に対しての考え方になります。これ多分今風の働き方にも繋がる気がしますけど。

例えば、Who(誰に)というのが「お菓子好きなひと」が「低糖質を推奨してるお菓子好きなひと」のような感じかな。一人営業だと提供できるお菓子の量に限界がありますから量では無い何かが必要になってきます。

それがコンセプトだったりブランド力だったり....

ちなみに我がボンボンシエルのコンセプトは

『ふつう』

です(笑)

 

これから自分で小さなお菓子屋さんをやってみたいとお考えの方まずは

この4W2Hを狭い範囲で整理されても良いかもしれません。

 

彼のメッセージにあった

「あんなにシンプルな素材なのに、とても美味しかったです。」

のクッキー....

↓レシピをこちらでご紹介しています。

 

www.bonbonciel.work