なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

「村上開新堂」と三本の指

うちのお嬢さんがいただいて来たのは

 

なんと!!!

 

「村上開新堂」のクッキー!!!!!!

 

焼き菓子屋のあこがれのクッキー缶がまさか我が家に来てくれるとはっ!!!

人生の中できっと手に入ることはないだろうなと思っていたものが目の前にっ!!

 

なんて幸せものなのだろう。

 

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『Cookie クッキー

クッキー生地の状態を確認しながら、型で一つ一つ抜き、

焼き上げます。それを隙間なく缶に詰めて包装し、初めて

出来上がります。明治生まれの人が生み出したとは思えな

いほど様々なスパイスが程よく使われております。』

(添えられたパンフより)

 

まさにパンフに記されている通りです。

それぞれのスパイスが生地に対して強すぎず、でもきちんと感じられる計算され尽くしたバランスです。

隙間なく詰めるのもかなりの技術が必要かと。。。製品の厚みや大きさが安定していないとこうは詰められません。

 

もう〜〜神々しい

 

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『村上開新堂では昔から手作りをしておりますので、できる数に限り

がございます。そのため誠に申し訳ありませんが、村上開新堂

の商品、並びにレストランの夜席はご紹介制とさせていただいて

おります。ご登録のある方からご紹介を頂戴いたしました後にご

予約を承ります。お手数をおかけいたしますが、なにとぞご理解

賜りますようお願い申しあげます。』

(添えられたパンフより)

 

私がきっと手に取る事はないだろうなと思っていたのはこういった理由からです。

選ばれた人しか買うことできないんです。

こういった商売の仕方も憧れ。

 

くださった方がおっしゃるには半年前から予約されたそう.....。

ひょえ〜

 

早速、お嬢さんと二人してクッキーをつまみながら

おいしさをかみしめていたところ.....

 

「これは、わたしが食べてきたクッキーのうちの三本の指に入るわ。

他の2つのはどこのかわかる?」

 

「うーーーーん......ひとつめは...あ、マッターホーン!」

 

「うん!正解」

 

「もうひとつは....ツッカベカライ??」

 

「そこもいいけど、違う」

 

「........うーーーん....どこだ?」

 

「........ボンボンシエル(笑)」

 

「!!!!!!」

 

ああなんて幸せな日だ