なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

オリジナルブランドを立ち上げた彼女のお菓子

「だいたい月に一回くらいのペースで焼けたらいいなと思っています。」

ブランドを立ち上げてから言っていた彼女。

そのペースで出来たら良かったのですが、今年の夏の尋常じゃない暑さで夏場の販売は断念。やっと気温が落ち着いて来たので再び稼働です。

我がボンボンシエルではこういったオリジナルブランドの立ち上げのサポート活動もしているのは以前のブログでも紹介しています。

 

www.bonbonciel.work

 

 

www.bonbonciel.work

 

 

今回は....

私が最近カボチャと格闘しているのを受けて、彼女もカボチャで攻めてくれました!

'カボチャのブールドネージュ'

丸めた生地をまるで和菓子の上生菓子を仕上げるように切り込みを入れて成形、そして焼成と!

なんとも!丁寧な仕事ぶり!!!

カボチャの風味はカボチャパウダーって言ってたかな?

入れすぎるとまとまりにくくなるので'丸める'などの成形の場合は注意が必要ですね。

彼女はその辺りのことも理解して配合のパーセンテージを決めたようです。

 

 

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その人のセンスでトータルに作り上げる

 いいですよね〜

包材と製品の大きさのバランス。

ひもを使ったラッピングもイメージぴったりです。

実は彼女、お菓子屋さんになる前は雑貨屋さんで仕事をしていた事もあるという

お菓子屋さん転身組。

お菓子作る事も好きだけれどラッピングも大好き。

というタイプです。

 

余談ですが、お菓子の職人さんの中にはリボン結び出来ないなんて言う人も実はいたりするんですよね....。

それ聞いた時、逆にすごくびっくりしたのを覚えています。

私は普通に出来たから(笑)

 

職人は作るひと。

リボン他、包む人は販売員。

そんな風になんだか決まってる。

お菓子屋さんのそんな時代もあったんですよね。

 

今は自分が好きな事を自分でやって行く事が出来る時代。

お菓子屋さんもその人のセンスで商品を作り上げる時代ですね。

彼女の商品も彼女のセンスで作り上げられています。

 

彼女のセンスで作り上げられたお菓子をもう1つ。

 

'フルーツパウンド '

 

 ラム酒に漬け込んだドライフルーツを使っています。

レーズンの他いろいろ....フィグ(イチジク)も!

美味しいですよね。ドライフィグ。

 「フィグ好きなんですよねぇ....」

と彼女も(笑)

フルーツを漬け込むのも好きなんです。とも言っていました。

どのフルーツをどんな量で漬け込むのかもその人の個性が出ます。

そして、それを生地にどのくらい混ぜ込むのかも....。

 

 

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私は以前に生地の30%くらいが好きだと言っていますが

彼女のはもうほんの少し多いくらいかな?

でも、良いバランスです。

漬け込みフルーツの甘みがやさしいのでこのくらいの感じが良かったです。

あ、これ、試食させてもらった感想です。

 

「自分の商品を作る」という姿勢

 

彼女はうちの工房をレンタルして自分ブランドのお菓子を製造販売しているのですが

必ず事前に自宅でシュミレーションしてくるんです。

つまり、同じ物一回焼いてるんです。

それで本番。

「自分の商品を作る」という姿勢が本当に真摯で

それが作り上げるお菓子に出ているんです。

だから、美味しい。

そんな彼女がいつも悩みまくるのが

'販売価格'

今回も一回設定した金額の変更を帰りの道すがら再び考えたと思われるタイミングで

連絡して来てました(笑)

個人だとどうしても言値になっちゃいますから悩む気持ちすごくわかります。

 

彼女のビジョン

彼女はひと月に一回、パウンドとクッキーの2アイテムをいろいろなバリエーションで展開して行こうかと考えているようです。もしもう少し頑張れればもうひとアイテムくらい増やせるかな?とも言っていました。

彼女、長いスパンで販売計画をたてているんです。

こういうところ、見習わなきゃなとしみじみ感じ入ってしまいます

実際私はと言うと毎週毎週

「さ〜て....なにつくろっかなぁ。。。」

から始まるわけで.....いかんですな。

 

とにかく良い刺激をいただいているのも事実。

 

彼女のお菓子おすすめです。