歩いているとどこからか金木犀の香りを感じるようになりましたね。
やっと、秋になった気がします。
急に気温が下がったので体調を崩さないようお気をつけ下さいませ。
さて、
秋になるとお菓子の重要もあがってくるのでいろいろ作りたくなります。
今回はバナナのお菓子をご紹介。
バナナのお菓子
以前にもバナナのお菓子をご紹介した事があると思います。
以前のレシピは基本の配合から割り出したものでした。
製法も'別立て法'を使ったりしてより洋菓子よりの仕上がり。
まさに'ケーキ'という感じ。
手作りおやつの定番
ちょっと話がそれるのですが、バナナケーキは私が作るおやつの定番でした。
それは私が学生の頃から作り続けていてバナナケーキと言えばその風味食感が定着していた代物。
で、
先日、洋菓子寄りのバナナケーキを出したところ.......
「食べたかったのは、これじゃないっ!」
「......バナナケーキ食べたいって言うから.......」
「ちがう〜〜〜〜〜〜こんなふわふわしてないやつっ、いつものが良かったのに」
「..............」
そんなくだりがありまして(笑)
バナナケーキ、バナナケーキって言ってましたけど
私が作っていたのは'バナナブレッド'なので.........。
とはいってもバナナケーキとバナナブレッドの定義などは無く
まあムースとババロアってどう違うの?の仲間みたいなものだと思いますが(笑)
ただ、バナナブレッドはレシピの枕詞的に'アメリカの'とつく事が多いですね。
私のバイブル、洋菓子百科辞典にもバナナナッツブレッドと
紹介されているレシピの先頭には
'アメリカで親しまれている焼き菓子'と表記されています。
'アメリカの'.....
'アメリカの'と付くととても大胆で大雑把なイメージになるのはなぜかわかりませんが
おおらかなお菓子はそれはそれでとても魅力的ですよね。
私の手作り定番おやつだったのもとても簡単で作りやすかったからだと思います。
<バナナブレット>
強力粉 100g
薄力粉 100g
べーキングパウダー 4g
オールスパイス 1g
塩 1g
全卵 2個分
オイル 150g
ブラウンシュガー 90g
バナナ(可食部) 270g
- すりつぶしたバナナ、全卵、オイル、ブラウンシュガー、をしっかり混ぜる
- 粉、ベーキングパウダー、スパイス、塩を合わせてふるったものを1に混ぜる
- オイルを塗った型に2の生地を流して焼成。
まさに混ぜるだけのレシピです。
私の経験からなのですが型にはベーキングペーパーは使わない方がよいかと思います。
バナナって紙がはがれにくいみたいなので。粘性が強いからかな.....。
何度かペーパーがはがれなくて、
ゆで卵の殻がはがれず、卵の表面がぼろぼろ。そんな感じになった事あります(泣)
フードプロセッサーやジューサーミキサーなどをお持ちの方なら
粉類意外の材料をプロセッサーやジューサーにかけて撹拌して、それに粉類を混ぜ合わせ型に入れて焼けば出来上がりです。
私は昔ジューサーミキサーで作っていました。
バナナケーキとバナナブレットの違い
個人的にですけど、ケーキとパンの違いって作業工程の細かさの違いもあるんじゃないかなと思います。
ケーキを作る工程とパンを作る工程ってパンを作る工程の方がシンプルですよね。
パンはすごくざっくり言うと
混ぜ、捏ね
↓
発酵
↓
成形
↓
発酵
↓
焼成
こんな感じ。
ケーキは生地を作るだけでもバター立てるだの、卵は別々にしてそれぞれ立てるだの
いろいろちょっと複雑です。
今回のバナナのお菓子の場合
以前にご紹介したレシピは'別立て法'だったりしてまさにちょっと複雑。
今回ご紹介したのはただ'混ぜる'というシンプルな製法。
だからバナナブレットといえるのかもしれません。
でも、ケーキでもブレットでも美味しく出来ればそれで。
結局そこになっちゃいますけど(笑)
ちなみに.....今回作ったバナナブレットの端の方を食べてもらったら
「やっぱりこれなのよ!バナナケーキはっ!」
とぱくぱく完食してくれたんですけど。
ケーキじゃなくて、ブレッドなんだよね........
とは言い出せませんでした(笑)