今受講されている生徒さんから…
「先生、クエン酸のブログ読みましたよ。
面白かった!でも、また先生ったらとことんやらないと気が済まないんだからぁ(笑笑)って思いながら読みました(笑笑)」
恐縮です……(笑)
「なんか気になっちゃってねぇ…でも、やってみないとわかんない事もたくさんあるから…私も面白かった(笑)」
役に立つか立たないかは別として面白く読んでいただけたらうれしいです。
また、質問者さんからもご丁寧にご連絡をいただいて…こちらこそいろんな意味でいい勉強になってたのしかったのでこの場を借りてお礼申し上げます。今後のお菓子作りの試行錯誤になんらかの形で活かせていただけたらいいなと思います。
さて今回は
'色'の話
冒頭にも登場した生徒さんが
お店に並ぶアイシングクッキーを見て
「わー先生!可愛い!」
って言ってくれたんですけれど…
私自身
作っては見たものの…お店に並べようかどうしようかちょっと、悩みました。
実は色を使って作っているお菓子も無いわけでは無くて。
'Anne Flower Cake'
と命名した餡を使ったケーキ
白餡とバタークリームを混ぜて
ベースのクリームを作り、それにパウダーを混ぜて色を作っています。
今回はプレートのご依頼も一緒にいただいたのでここまではアイシングは色付けず白で。
実は今は、餡フラワーケーキもパウダーを添加して色を作っているのですが
以前は餡そのものがカラフルに出来上がっているものを見つけて
「おお!これならそのままいけるじゃん!」
なんて思って作り始めたという経緯。。。
カラフルな餡を取り扱っている
茜丸本舗さん
最近は買いやすい250gの製品もあるようです。個人にもやさしい…
という訳でケーキに関しては
色ありきで始めたのでなんの迷いも無かったんですが
アイシングクッキーには色は付けないって決めてたんですね私。。。
先ほどの生徒さんにも話してたんですけど
その昔…
色は合成着色料で付けるのが普通…
私はそんな世代の人…色付けした食べ物なんてねぇどうなのよ…っと、どこか身体の隅っこに受け入れられない自分が居たんだと思います。
だからあえて色は付けません!うちらしく(うちとはお店の意味)無いから…なんて言ってました。今でもちょっとうちっぽく無いかなぁってどこか思ってますけどね(ちょっと頑固な頑なな世代(笑))
でも
このInstagramな時代
そして着色も進化し
紫芋パウダー
かぼちゃパウダー
イチゴパウダー
抹茶パウダー
添加する材料もたくさん!
お菓子に色をつけるのが当たり前になってるわけで…
そして
アンフラワーでもパウダー使って色つけてるんだし、パウダーあんだから
アイシングも色つけりゃいいじゃない!
っと頑なな私の中にあるちょっと柔軟な部分が顔を出して今回、やってみた訳です。
ちょっと悩んでやっぱり並べた
アイシングクッキー。
やっぱりね、お店の中のアイキャッチ効果は抜群です(笑)
ましてやうちのお菓子は基本普通で地味なので .....
ちなみに'アイキャッチ'とは'目を引きつけるもの'の意味。
ま、もともと気まぐれに作ったお菓子を並べたりしているので
こちらの商品もそんなアイテムのひとつになるとは思います。
ちょっと前に勤めていたお菓子の企画会社の社長がいつも会議で
「色なんですよっ!色っ!出せないのっ!?そういうのっ!?」
ってデスクをバンバンたたきながら叫んでいた事を思い出します(笑)
あの頃はクッキーをピンクにすることがどれだけ大変だったか
社長は作る人じゃないから簡単にいうけどさっ.....やれやれ....
なんて会議中うつむきながら'声に出さずに'言い返していたことも。
この話そんなに大昔の話じゃ無いんですよね。あっという間にいろんな事が個人レベルで出来るようになってる。
また、改めて日本の開発力のパワーを感じます。
私も進化しなくてはなぁ.....。