なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

近況報告から…

ボンボンシエルには

'お菓子屋さんになりたい'

'ひとりでお店やるってどんな感じ?'

'自宅に工房って作れるの?'

'好きな事仕事にするってどう?'

'どんな感じにやってるのか見てみたいな'

なんていう風に思ってる方々も

いらして下さってます。

 

そんな中のおひとり…

最初は

自分でお菓子を作って売れたらいいな

って考えてらしたんです…

それで改めてきちんと理論を勉強しようと

我がボンボンシエルに足を運んでくださって

受講。

美味しいものには精通されているし

料理もこなし、もちろんお菓子も作ってる。

でも私…

初めにお会いした時

「この人は作んない方がいいな」

って感じちゃったんですよね。

いままでのキャリアを聞いてると

まさにプロデューサー向き!

自分で作るより人に動いてもらう方…

そっちに威力を発揮できるタイプだっ!って

だから理論の授業をしながら

お菓子をプロデュースする方勧めてました。

ただ感じたまま…

そしたら

作る方からそちらに動き大きく変えたんです。

行き始めたのは商工会議所とか、創業塾とか、そこでそちらのプロの方々の無料相談を受けまくって結局、助成金を受けるための書類作成から面接の準備……

ブランドのロゴデザインを依頼し、

OEMを作ってくれる製造工場を探しあて、

打ち合わせ、商談を繰り返す日々……。

 

途中経過はちよこ、ちょこ聞かせて

もらっているのですが

この間

近況報告をしに来てくれた時…

 

「私、お菓子作っている時よりも

商談してる時の方がたのしいんですよ」

と…。

 

ああ…あの時私が感じたのは

間違って無かったな

と正直ホッとしました。

私のただただ感じたままを口にした事が

彼女のこれからを変えてしまった訳なので。

 

「たのしい」と感じられるかどうか

 

'自分のできる範囲で無理せず作れる量を少しずつ売っていきたい'

コツコツ作って売る事が'たのしい'

そう感じて週に一度お店をしている人もいます。毎回ほぼほぼ完売なんですって!

この方も受講に来てくれてる方ですけど。

工房立ち上げの際、作業用のコールドテーブルのサイズを気にしてました。

授業の時の質問(笑)

 

 

起業のタイプは人それぞれで自分にはどんな仕事の仕方が合っているのかわかっているのといないのとでは全然動きが違います。

 

自分が'たのしい'のはどんな事?

先ずはそこから…。

 

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彼女が好きだという

「イチジクのカトルカール」

近況報告がてらこれを買いに来てくれました。

一息つく時食べてくれたら嬉しい…。