なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

自分の生地温度

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通販開始のお知らせをして

ちょっとびっくりするくらい

ご注文のご連絡をいただいていて

若干

あわあわしております(笑)

ほんとうにありがたいです。

 

スコーンは

大抵

サブラージュ法

(粉とバターをそぼろ状にすり混ぜるやり方)

という製法を使って仕込みを

するんですが

このサブラージュの感じで

スコーンの食感も変わるんですね。

作り手の感覚が

反映されるわけです。

 

Instagramで

我がボンボンシエルの動画


【おうちで簡単おやつ!】ザ・シンプルスコーン レシピ

'ボンボンシエルチャンネル'

を見ながら

スコーンを作ってみてくださってる方々が

出来上がり画像をアップしてくれているんですが、その断面を見ただけでも

食感が違うのがわかるくらいです。

面白いですよね!

合ってる間違ってるとかではなくて

自分のイメージした食感にどう近づけるか

って事です。

配信している動画では

ご家庭で計量からノンストップでお手軽に

作って焼き上げるように組み立てていますが

うちのお店用のスコーン生地は

粉と油脂をサブラージュしてから

半日以上は冷やします。

この冷え加減も

私にとってはかなり重要な要素

だったりします。

これは

何度も早く仕込みを終わらせたくて

あまり温度の下がっていない粉を

無理やり仕上げて

うーん……

って経験を何度もしてますのでね(笑)

たぶんこの生地温度も

その人の感覚になるのだと思います。

生地冷たいと返ってやりにくいって人も

きっといるはずだから。。。

 

自分の生地温度も捉えてみると

違ってくると思います。