なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

計量=集中力の話

スコーンの通信販売を始めてから

おかげさまで

なんとなく

途切れる事無くご注文をいただけて

スコーンを焼く頻度が以前より

増えております。

ありがたいです。

 

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当たり前の話ですが…

ひと口に'仕込み'と言っても

先ず1番

集中力が必要になるのが

"計量"

です。

ここで間違えると

その後の工程全てが無駄になってしまいます。

 

よくやりました。計量間違え(泣)

ほんとに…以前の現場でも…

過去形で書いてますけど

これは永遠に

気をつけていかねばならない工程…

 

配合間違えていて

その結果が分かるのは

焼き上がり後の事が多いので

めちゃくちゃ凹むんですけど

何が辛いって

材料が無駄になってしまった事より

'時間を無駄にしてしまった'

って事でしたね。勤めてた時は。

お給料をいただいていた時は

材料費に対する意識より

早く帰りたいって言う時間に

対する意識の方が強かったせいだと思います。

 

今は当然

逆…。

 

ともかくも

計量をしっかり集中すればいいわけ

でも

どうしても数が増えてくると

取りこぼしが出てくる危険性が増えるので

 

計量する時は

全ての材料が

見えるようにする。

 

粉の上にひとつひとつの

材料が全部見えるように

ここに砂糖、ここに塩、

位置も決めて。

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これは現場でも先輩から教えられて

専門学校でも生徒に教えてました。

 

でも…

やらかす(笑笑笑)

 

今は…笑い事では済まないので

計量の前は

大きく深呼吸して

集中っ!って言いながら

計量してます。

繰り返しの作業に

慣れてくるとどうしても

どこかお座なりになりがちなので。

 

 

計量の工夫ももちろん

必要なんですけど

それ以上に必要なのが

集中力なんですよね。

ちょっとアスリートみたいです(笑)