なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

シュトーレンの由来

本日シュトーレン焼成時に UPしたInstagramにシュトーレンの成形を「ナマコ」などと言い放ってしまった事が引っかかり…いや、かわいい形だと言いたかったんですけどね…(^^;;

 
というわけで

我が家の辞典をひっぱり出してみました。
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シュトーレン、シュトレン 独 Stollen
 
本来の発音は「シュトーレン」。
イーストを使って焼いたドイツのクリスマスケーキ。砂糖漬けの果物を入れた生地を2〜3cmの厚さで長方形に延ばし、2〜3つ折りに発酵させ、焼成後、粉糖をかけて仕上げる。原義は「柱、棒」の意。
由来は
①幼時イエスキリストの象徴
②幼児時代のキリストのゆりかごかたどったもの
③神父が首にかける「けさ(シュトーラまたはストーラ独Stola)」をかたどったもの
等の説がある。
シュトーラは、英語のストール(英 stole )にあたる。
 
(百菓辞典 山本候充編 東京堂出版 より引用)
 
諸説満載でございます。さすがクリスマス菓子です!
 
おごそかなクリスマス菓子に対して大変失礼な?でもこれ言っちゃうと「ナマコ」に対しても???
 
 
 
いやはや言葉とは難しい。
 
 
明日も焼きます。シュトーレン(^_^)