なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

イレギュラーな授業依頼

以前、仕事体験に来ていただいたお客様から


「私が焼いたパウンドケーキを食べ見ていただけませんか?」
 
とメールをもらいまして…
 
「ん?全然いいですよ(^_^)いつでも持ってきて下さい。」と返したものの…店頭で受け取ってその場でとなると来客中だったり授業中だったりする事もあるわけで。じっくりお応え出来ないかもしれない…じっくりお応えするには時間予約を入れていただかないと無理か…その場合料金が発生してしまうなぁ…その旨お伝えしたら
 
「いろいろお話伺いたいたので時間予約でお願いしたいです!」との事。
「そうですか。じゃあ授業って事にいたしましょう(^_^)」  
 
というわけで本日「パウンドケーキ検証授業」を行ったわけです。
 
ただ食べるだけではね。
作ったルセットを見ながら検証したり
作った工程を検証したり
 
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彼女すごいです。今まで作ったパウンドケーキのデータわかなり細かくノートしてます(^_^)
熱心っ!
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そして、食べ比べ。
私もカトルカールを焼いておきました。
 
配合が違いますし、違いは歴然なんですけど、なぜどうして違うのか製菓理論的にじっくりと説明。
 
彼女は自分が焼いているパウンドケーキにどうもどこか納得がいっていなかった感じでした。私のカトルカールを食べて納得がいっていない理由を少し掴んでくれたみたいな気がします。
 
今まで自分の勝手な解釈でやっていた工程…理論的に説明するとそれはやってはいけない事だったりして。。。
 
材料自体の役割をきっちり使ってあげるように作る。
 
次回作る時の注意事項を細かく説明して授業は終了。
 
「確実に違った生地状態になる筈です。」
言い切っちゃいました(^_^)ふふふ 
 
 
それにしても我がボンボン・シエルに訪れるみなさんは本当に熱心な人ばかりでこちらもついついテンション上がります!ノートの取り方ひとつにしても細かいし、かなり前からデータ取ってるんですよ。
「あーあの時はお砂糖をきびにしてますね…」パラパラ(ノートをめくる(^。^))
 
うわうわうわ…
 
私ももっとがんばらねば٩( ᐛ )و
 
イレギュラーな授業でしたけど、たのしかったですねぇ…
 
次回作った結果を是非知らせて欲しいです。