なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

「働かせていただく」思考

仕事体験のお客様の多くは
 
いつかは'個人'で物作りを仕事にしたい
 
と考えてる方なので、私の拙い経験の話をメインに構成しています。
 
私も、いえ、私の方がお客様にいろいろ勉強させてもらったり、大事な事を気づかせてもらったりしています。
 
この日もそう……
 
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先日は40代の方と20代の方の2名。

それぞれ将来的に生まれ育ったところでお菓子やパンを提供したいと考えています。
それぞれの故郷でベースがあるお二人…
 
お一人は実家がその地方ではちょっと有名なお菓子屋さんを営んでいらしたそう…今はクローズしていますが、そのお店をまた違った形での復活を夢みてます。
 
もうお一人はお父様がゲストハウスをされているそうで近い将来そこに戻り、パンをやりたいと(^_^)
 
素敵ですよね。ベースがあるのでビジョンも進めやすいし、何より元菓子職人さんやペンション経営を熟知されてる方が近くにいらっしゃるというのが羨ましいです(^_^)
 
お話をしている中で20代の彼女が
「ただ、今転職したばかりなのであと3年はその会社で頑張らないと会社に返せないですから。雇っていただいたわけなので(^_^)」とさらっと…。
 
「!!!!!!」
 
久しぶりに
「働かせていただく」思考がっ!
 
私はフリーランス歴が長いので会社ってところで雇われて…というのが少ないんです。
 
だから
「仕事させていただく」思考なんですね。
 
結局は同じ事と言えばそうとも言えますけど(^_^;)
 
彼女が言った「働く」には「会社の為にも」というニュアンスがどこかに含まれていて、それがとても今新鮮で響きました。
 
自分の為にもなって
会社の為にもなって
お客様の為にもなって
 
仕事の基本ですよね(^_^)
 
どうしても日々に追われて仕事してると基本的な事を置いてきぼりしがち…
 
ちょっとした会話でもたくさんの気づきが(^_^)
愉しい時間でした。
 
感謝❤︎