今回の授業は'パータビスキュイ'別立て生地。
だいたい2回同じ工程を続けてやってもらう
授業構成なので、1回目で確認出来なかった事が2回目でしっかり確認出来たり、卵の立て具合や合わせのタイミングなどを少し変えてみたり…いつもはひとりで作っていてなかなか出来ない事をせっかくの授業時間なので目一杯取り入れてもらっています。
今回は
'絞り'も。
「いつも焼きっぱなしの焼き菓子をメインに作っているので'絞り'はちょっと苦手で…」
という事なので
絞りの基本もレクチャー
絞り袋の使い方から始まって、口金の動き
力の加減………
'円形の絞り'と
'縦に長い絞り'
やっぱり作り慣れてるので
こちらが口頭で説明した事をしっかり直ぐに作業に落とし込めています。
かなり優秀…
あとは慣れなので、沢山これから絞り袋を使っていけば絞りの苦手意識もすぐ無くなると思います(笑)
サンド用のクリームは事前に作っておきました。
こちらでも絞り練習(笑)
ビスキュイ生地とバタークリームでは固さが違うので、力加減のコントロールが必要です。
出来上がった製品をラッピングしながら…
「先生、私以前に先生が授業で言ってたこと、すごくわかりました。ほんとにお菓子入れてある'袋'って重要なんだなって…」
以前の授業とは多分
'品質保持'の単元の時の話…(この単元では
ラッピングの事にも触れるので。)
彼女いわく…
どこかのイベントマーケットを覗いた際、
若い可愛らしい女の子が自分の手作りお菓子を販売していたそうなんですが、そのお菓子ほんとに美味しくて、販売している女の子もいい感じだったそうなんですけど…そのお菓子を包んでいる袋が、ちょっと言葉が悪いですけどこう言った方が伝わりやすいと思うので使わせてもらいますが「安っぽい」物だったそう。
「なんか、その袋だけで残念な感じがして…先生が袋重要って言ってたのをほんとに実感したんです。お菓子美味しかったのに……」
「ああ。そうなんですよね。包材は重要なんです。良い包材は見た目のクオリティも上げてくれるのはもちろんですけど、品質保持の部分でも安心出来ます。ただ、わかるなぁ…包装資材高いのでそっちまで予算当てられないんじゃないかなぁ、その女の子は…ただそこを超えないと、'文化祭でお菓子売ってる感'からは抜け出せないのも事実です。」
お菓子の原価を考えて
包装資材の資材費を考えると
資材の金額だけで上代の設定金額が跳ね上がります。
これはお店をやってると上代の設定で打ち当たる壁のような物です。特にひとり営業だと沢山仕入れるのも難しいので益々資材の金額が上がるんです。辛いところです。だから安価な物で済ませてしまうんですね。
でも上代上げても包装資材は良いもの使った方がいいです。自分の作っている物を良い状態(見た目ももちろん含めて)で提供したいですよね。
お客様もそれを求めています。
今回生徒さんが'残念っと感じてしまった'というように。。。
包装も商品だという事です。