先日、ひとり農家を営んでいる
手のひら厨人さんから
大量のサツマイモを入手。
安納芋と紅はるか。
自然からのものは
やはりちゃんと下ごしらえを
しっかりして丁寧に作ると
本当に美味しく出来上がるなぁ
と再認識…
安納芋は蒸し器でゆっくり蒸して
暑いうちに皮を剥く。
こちらは紅はるか
洗って厚めに皮を剥いて
水に晒してを何回か繰り返しでから
茹で粉吹き芋に。
それぞれしっかり下ごしらえしてから
絹目の漉し器で濾していくわけです。
漉し器の絹目の格子に対して
'ナナメに木べらを使っていく'
これは現場で教えてもらった事。
より滑らかに仕上がるらしい(笑)
そして…
より早く大量の材料を濾しあげるコツは
'たくさん網にのせない事'
コツコツ少しずつ濾した方が返って効率がいい
と…。
この濾すという作業…
実はかなりの重労働で
その昔は
サツマイモや栗
これを何キロという単位で濾し続ける
という事を、まだまだ下っ端の私は
いつもやらされて……いえいえ
やらせて頂いてたわけです(笑笑)
だからこの作業を無事卒業した諸先輩方々から
「こうした方がやりやすいぞ」
という教えをたくさんもらってました。
(たまに…それってホントかよ?ってのもあったりしたけど(笑)ありがたい)
おかげで
'芋娘'というありがたい称号まで
付けていただいて
しっかり水に晒すを繰り返したり
少しずつ丁寧に手で濾したり
たったこれだけの事で
格段に美味しくなりますね。
自然からのものは特に。
この間の柚子のマーマーレードもそうですけど
ただ砂糖を加えて煮込むのでは
あの香り高い物にはならないし
今回のスイートポテトも
手で濾すのと
プロセッサーで回すのとでは
仕上がりが違います。
どちらも
出来ない訳では無いし
美味しく無いものが出来上がるわけでも
無いけれど、
でも違いは歴然なんですよね。
大地からの恵みを直接いただいた時は
特に丁寧に扱って
より美味しく仕上げたいですね。