なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

自分のやり方目線に。

今回の生徒さんは

もう10年くらい

同じお菓子教室に通われていて

習った先生のレシピを上手に

作ることはできるようになっているのだけれど……

 

「うわー!もう10年も通われているなんてっ!

いいじゃないですかっ!すごい」

 

「いえ、ただ膨大に先生に習ったレシピが増えていってるだけで…」

 

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たくさんのレシピを持っている

というだけでも財産だと思います。

 

でもたくさん習ったレシピの中でも

これはすごく好きだったとか

これはそうでも無かったなとか

自分の傾向ってあると思うんですよね

 

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「今まで習ってきたレシピをもう一度

見直してみたらいかがですか?そしたら

習ってきたお菓子の中でも、自分は

これ系が好きだったんだ!と気づくのでは?」

「あぁ…」

 

傾向が絞り込めれば

それをもっと深く調べたり

作り方も先生から習ったやり方じゃ無いものをやってみたりしたくなるはず…

 

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'先生のやり方を習得する目線'から

'自分のやり方目線'に。

 

お菓子教室に通われてて、我がボンボンシエルにもきてくださってる方々って今回の方も含めて皆さんほんとに真面目!

先生に言われた通りの事をきっちり忠実に学び取ろうと勉強されてきたタイプが多いんです。

今まで一生懸命学んで来ているから

レベルもすごく高い。

ほんとに上手なんです。

作る事が。

 

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で、ある程度の高いレベルになると

このままでいいのだろうか。。。

ってなる。  

 

だから

これからのスキルアップは

'自分レシピ'に持ってくことかなって思います。

 


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「一応、工程は説明しますけど

ご自身のやり勝手のいいやり方に変えてもらっても構いませんからね(笑)」

 

授業の時にこう言い切るのは

自分のやり方を見つけて欲しいからです。

 

でもやっぱり真面目だから

ちゃんと言われた通りに進めてくれるんですけど(笑)

 

自分が何をしたいのか

何が好きなのか

それを見つけると

グッと楽しくなるはずです。