なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

愛すべき私の相棒とサヨナラ

「え、お客さん本当に持って帰るのかい?」

 

「はい。持って帰りたいの」

 

「いやー送った方がいいと思うけどねー」

 

「ううん。絶対持って帰りますっ。」

 

なかば呆れながら梱包してくれた

段ボールを抱え

田原町の駅に向かって歩き出して

5分もしないうちに

 

…………送ればよかった(泣)

手持ちの重さじゃなかったわ……

激しく後悔。。。

今ではそれも、おもひで。。。

 

合羽橋で初めて

キッチンエイドの卓上ミキサーを購入し

抱き抱えて必死に持って帰ったあの日。 

 

卓上ミキサーは憧れで

欲しくて

欲しくて

そしてやっと手に入れたけど

しばらくはキッチンのインテリア化

してた時代もあり

でも、

ボンボンシエルを立ち上げてからは

本当によく働いてくれて

一度は修理に。

戻ってからもフル稼働。

よく本当に働いてくれた…

そんな

私の愛すべき相棒とサヨナラしました。

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ミキサー回してると

かなり早くモーターが熱持ってくるように

なっているのを騙し騙し使っていて

いつかプツンの切れそうだなと

思ってました。

それに最近は工房を私では無い人が使う事も増えてきて、他の人が使用中に故障したら申し訳ないな。とも。

 

ただなみなみならぬ思い入れがあったものだから、廃棄の決心がつかなかった。

 

お願いした廃棄業者の

人が

「なんすかこれ?」

「あ、それ?ミキサーです。」

「あー…」

「それ、長年の私の相棒だったの」

「いいんすか?捨てちゃっても」

「…うん。いいの…」

センチメンタルに浸りまくってる

私に構う事なくさっさと片付ける業者さん。

そりゃそーだ(笑)

 

2代目は合羽橋まで足を運ぶ事なく

ましてや

抱えて帰ってくる事もなく

ポチって購入します(笑)

ミキサーの買い方ひとつでも

時代の流れを感じますな。

 

初代には何度も

「おつかれさま」を伝えたので

早いとこ

2代目に登場してもらわないと!

全く同じタイプを購入予定です。