なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

個々に、深く、理解する。

今回のオンライン授業の単元は

'鶏卵'だったのですが

 

普通みなさんは

レシピを始めから最後まで

全体的にざっくり見ている感じですが

製菓理論は

使っている材料

ひとつひとつをすくい上げ

深く掘り下げる作業をします。

卵もお菓子に無くてはならない

レシピの中の1つの材料ですけれど

それを抜き出してきちんと理解することで

最終的にいつも安定したものを作れるように

なる。そのために理論があるんですねぇ。

 

とても美味しそうなキッシュを作られて

既に販売もされている今回の受講生さんも

「まだまだ知らないことがたくさんありました!」

とおっしゃっていました。

多分全体のレシピをそのまま噛み砕くことは

かなりされて来てらっしゃったと思いますが

個々の材料を別々に深く理解することは

今回の受講で初めてなのだと思います。

理論。。楽しんでくださってるようです!

私も楽しい!

 

 

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授業あるあるの1つに

授業中に話で出てきたものが

'食べたくなる'

というのがあるのですが

今回もその現象が(笑)

キッシュロレーヌ。。。

 

ちなみに

 

キッシュとは

タルト型やフラン型に生地を敷き具を詰めて焼く料理。

普通溶き卵、生クリームを塩、コショウで味付けし、

ベーコン、ハム、チーズなどを加えたものを、

フィユタージュやパート・ブリゼで作った器型の生地に

入れて焼いた前菜。温・冷製両方がある。

フランス、ロレーヌ地方に起源を持つ。

語源は独語のクーヘンだという説がある。

(百菓辞典 山本候充編 東京堂出版 より)