なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

久しぶりの質問。「ムースとババロアの違い」について。

受講生さんから

「先生、ムースとババロアの違い

ってなんですか?」

と久しぶりに質問を受けた😁

 

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これって

かなり前にも

何度と無く質問されてて

 

その度に

「その区別って

実ははっきりしていないのよ。

これはムースです。って言ってしまえば

そうなるって感じ。

強いて言えば

ババロアはメレンゲを使っていなくて

ムースはメレンゲを使う。

そんな風に捉えている人もいるかな」

 

いつも曖昧な応えしか

してないんですけどね。

諸説いろいろあるので。

 

で、久しぶりに質問されたので

また資料を見返してみたりしたら、

 

かなりはっきりと違いをうたっている

ものを発見。

 

なので

ご紹介しておきます。

 

『ムースは「コケ」と言う意味と「泡」と言う意味がある。コケのように柔らかく、泡のように軽い菓子ということである。多くの気泡を持つムラングや泡立てた生クリームを主体として、種々の味付けをし、あくまでも柔らかく軽く仕上げる。

 

近年、冷凍技術が著しく進歩し、様々な冷菓が容易に作られるようになった。さらに現代の嗜好はよりあっさりとした口当たりの良い食感、胃に負担をかけないものを求める傾向に移行した。ムースはこれらの好みに一致し、ヌーヴェル・パティスリーと呼ばれる一群の菓子類の主役を担うまでになっていった。

 

ムースとバヴァロアの違いは、バヴァロアは軽く泡立てた生クリームをベースに、水分の3%ほどのゼラチンで保形性を与えているのに対し、ムースは主にムラングの気泡を中心とするが、ときには泡立てた生クリーム、またはそれらの併用で作る。基本的には気泡で生地を柔らかく支えて保たせ、ゼラチンは混入しない。

しかし、容器無しの提供やテイクアウト用の場合には、最低限度内、水分全体量に対して上限1.5%位のゼラチンを混入している。

容器に詰めて凍結し、氷菓に仕立てたムースはムース・グラッセと呼ぶ。』

 

こちらの書籍からの抜粋です。

 

はっきり

ゼラチンを入れるか

入れないかの違い。

とはいうものの

ムースでも場合によっては

入れるともあるので

微妙ではありますけれど😊

 

トロンとした食感がババロアで

ふわっとした食感がムース

ゼラチンの有無だと

そんな食感から違いを汲み取って

のかもしれませんね😊

 

ちなみにですが

この書籍

何か気になる事があると

私はまずこれを開くくらい

お菓子の事なら大抵の事に応えてくれる

本当に事典と呼ぶに相応しい良書です😊

 

 

 

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