なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

最近よく聞かれる'クープ'のこと

「先生、カトルのクープは

どんな風にいれてるんですか?」

 

「先生、何分くらいオーブンに

入れてクープをいれますか?」

 

「先生、カトルのクープが

ギザギザになっちゃうんですけど」

 

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同じ感じの質問が

近いタイミングで

バタバタっとくると

「なんで???」

「謎。。。だ」って思うんですけど😆

まあ

これだけ私も

カトルカトル言ってるわけだから😁

 

それに

やっと涼しくなってきているので

バターケーキを焼きたくなってくる

のかもしれませんね。

 

焼き菓子の季節だ❣️

 

質問をいただく度に

 

(普通に入れてるだけなんだけどな)

 

って実はお腹の中では

思ってます😅

 

特に特別な事をしてるわけでは

無いのでねぇ。。。

 

でもその答えでは

先生と言われる仕事をしている以上

ダメダメなので😅

 

とりあえず私が

普段やってる

普通のやり方をお伝えしておきます。

 

使っているのは

ペティナイフ

ペティの中でも小さい方だと思います。

 

使う時に

軽く水で濡らします。

水につけておいてもよい。

 

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クープを入れるタイミングは

何分後とかは決めていないです。

あくまで

状態を見て入れます。

どういう状態かというと

表面に薄く膜が張ったような感じ

になってから。

 

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まあこんな感じに

なるまで10分以上はかかるかしら

10分以内になるようだったら

ちょっと火が強いかもしれませんね。

 

膜が張った感じになったら

濡らしたナイフで

クープを入れます。

その時

引っ張るようにはせず

膜を断片的に切るような

イメージで入れてるかな。

断片的とはいっても

ブスブス刺しているわけでは無いです。

そして

テレビで出てくる

「メスっ!。。。😷」

みたいな感じにはしてない😁

返ってわかりづらいか😅

 

ポイントは

やっぱり

ナイフを濡らす事かも

しれないですけど

ようは

生地を引っ張らないように

意識するわけで

その為にナイフの表面の

滑りを良くするイメージ。

 

何故クープを入れるのか。

 

これは

火入れによって対流しながら

上がってくる生地の

道筋を作ってあげてる。

 

この道を目指すと

上に上がりやすいよーって

教えてるんですね。

 

クープを入れなくても

焼く事はもちろんできるけれど

生地がどこに上がって行っていいのか

わからなくて迷走します。

そうすると表面のヒビ割れが

粗くなる。

 

そしてクープは

まだ火入れが甘くて生地に

力が無いうちに入れても

意味はなさない。

ある程度生地に力がついてから

のタイミング。

それが薄く膜が張ってきてるって時。

 

わたしは

窯入れしてから

一応タイマーは10分で

かけるけど

そろそろかなぁって

この時間前後はかなり窯を覗きます。

あくまでも

時間は目安です。

 

生地が窯に入ってる

という意識は

他に何をしていても

持っていて

窯を覗く頻度は多い方なんですよね。

 

生地が変化していく様子は

何年やってても

見飽きない😆

 

だからクープの

タイミングも逃す事なく

入れられてるのかも😊

 

 

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