なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

混ぜ合わせの回数も生地状態に影響しますよ

 

ココアのシフォンが

膨らまない💦

そんな質問をいただきました。

 

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ココアパウダーは油脂なのか?

 

はたまた粉なのか?

 

材料をどう扱うかですよねぇ。

 

ココアパウダーには油脂が含まれています。

ここはしっかり認識しておきましょう。

 

ココアシフォンを仕込む際には

「粉と一緒にふるっておいて加える」

のが多いかと思います。

これは粉としての考え方ですね。

 

他のやり方としては

「ココアパウダーをいったんオイルで

ペースト状にしてあわせる」

これは

ココアパウダーを油脂として考えるやり方。

 

どちらもOK。

 

じゃどちらがメレンゲへの影響が

大きいのか

って事ですけれど

どちらもメレンゲの気泡に影響は出ます。

 

重要なのは

質問者さんもお気づきのように

メレンゲの状態の方。

「強いメレンゲを作る」

とありました。

じゃ

強いメレンゲって?

 

オイルそしてココアパウダーまで

入ってる油脂の強い卵黄生地に負けない

強靭なメレンゲって事?

 

あるのかなぁ

そんなメレンゲ😅

 

<よいメレンゲの条件>

①気泡を十分に含んでいる

②きめ細かく、なめらかで、艶がある

③しまりがあって安定している

教科書で表記されている

メレンゲの条件はこんな感じ。

固いメレンゲとはいってないですね😊

 

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キメ細やかで艶やか

なめらかなメレンゲ

私がいつも目指してるのは

そんなメレンゲです。

ココアが入った油脂の強い卵黄生地を

必要最低限の混ぜ合わせ回数

だけで生地を仕上げられる

メレンゲって事。

 

そもそも

別立て生地っていうのは

混ぜれば混ぜるほど

どんどん生地が死んでいく生地

(言葉が悪くてごめんなさいね💦)

 

混ぜ過ぎは禁物なわけです。

 

強靭なメレンゲだとしたら

しっかりたくさん混ぜないといけない感じ

になってしまうのでは?

混ぜ回数が多ければ

気泡も壊れやすく浮かなくなります。

 

ココアシフォンの場合は

キメ細やかで艶やか

そしてなめらかな

合わせやすい

メレンゲに仕上げるって事も

ポイントのひとつかと思います。

 

 

 

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