なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

混ぜと焼き上がり

ボンボンシエルのレッスンは 同じレシピを繰り返して行う事が多いです。 同じ事を繰り返す事で もちろん作ることもこなれてくるし 前回、ちょっと思った通りに上がらなかったな… っていうところもしっかりクリアして その変化を自分で感じとってもらいます。…

卵黄と卵白…砂糖のバランス。

別立て生地'シフォンケーキ'の授業に来ていた生徒さんから (彼女は前回の授業後にシフォンケーキを買って帰ってくれました。ありがとうございます。) 「先生のところのシフォンはほんとに 他のところと違うっ!しっとり感とか 食感もなんか違うんだけど! こ…

酸味の表現を考えてみる

今回の食べ比べ講座のテーマは '酸味' クッキーで酸味を表現するのって 私は少し、いいえ、とても難しいな って思っています。 以前質問を頂いて クエン酸を使ってクッキーを検証をしていましたけど、その時も生地状態というよりも 酸味の感じ方の方が実は気…

青年になった彼の話

ちょっとふらっと立ち寄った デパ地下ですれ違った人… 「ん?!」 「…?」 ほんの数秒立ち止まって振り返り 「あー!」 「あぁっ!先生ーーーー!」 「おお!おーーー!」 そして、何故か握手(笑) 専門学校で教える仕事をしてたりするとたまに……本当にたまー…

別立て生地の授業と包む袋の重要性

今回の授業は'パータビスキュイ'別立て生地。 だいたい2回同じ工程を続けてやってもらう 授業構成なので、1回目で確認出来なかった事が2回目でしっかり確認出来たり、卵の立て具合や合わせのタイミングなどを少し変えてみたり…いつもはひとりで作っていてな…

カトルカールの食べ頃はいつ?私のおすすめ

こちらのブログの登場回数としても トップクラスの 'カトルカール' やっぱり作るのも食べるのも大好きな 焼き菓子です。 カトルカールだけでなく 焼き菓子全般に言える事かなぁと 思うのが '焼き立てが良いってわけでは無い' という事。 その昔 シフォンとタ…

作り手の思いが入るもの

ボンボンシエルでは半日の仕事体験というのも外部からの依頼で受付たりもしています。いらしてくださる方はだいたい私の様なひとりでの起業を小さなスタートからやってみたいと思ってらっしゃる方です。今回もそんなおひとり… 。 今回いらした方はお菓子で自…

卓上ミキサーを使いこなす

今回はジェノワーズの授業の2回目 卓上ミキサーに憧れてたと… そして マーサ・シュチュワード話でひと通り盛り上がり(笑) あの頃…キッチンエイドはみんなの憧れ でしたから(笑)それを素敵に使いこなす マーサ……(まだ料理家の頃のね) 一応… こんな方です↓ マ…

物件を探すということ…そして私はやはり恵まれているのだ。

先日移転の為、自由ヶ丘のお店を一旦クローズしたアパレルを中心としたセレクトショップをされている店主さんが ふらりと寄ってくれたました。 「今日ね…僕もう朝8時30くらいから学大にいるのよ(笑)」 朝の人の流れ… お昼の人の流れ… 夜の人の流れ… どんな人…

仮説…シフォンの底上げ原因について。

シフォンケーキを焼く方なら 一度は いえ 2度3度と経験があるのではないかと思われる シフォンケーキの底上げ状態 これ、 永遠の課題ですよね? 私もそうです(笑) 私も毎回シフォンを焼成して 型を外す時はドキドキします。 今回まずは 生地、というか メレ…

気になったので、その場で変更

今回の授業は「別立て生地」 つまり、 卵黄、卵白を別々に立てて合わせるという製法です。 今回は同じ生地でも絞り方や焼成時間で違うものに仕上がる というところがポイントでそのつもりで準備をしていたのですが...... 今回の生徒さんは 以前からメレンゲ…

違いを知る実習

また、実習がスタートしました。 うちは基本的に個人レッスンなので スタートはまちまち その方その方で違います。 実習の1回目は 「ジェノワーズ」 この方は理論の受講でも一度 ジェノワーズはやっているので 早々に進めます。 今回は配合の砂糖を変化させ…