なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

やっとやりたかった事が

製菓学校での非常勤講師を辞めてから本格的に個人授業に近い形で「教える」という事をして来ている訳ですけど、始めた頃はただただお菓子を上手に作るには理論的に理解しましょうというスタンスだったと思います。

 

でも、我がボンボンシエルに興味を持って来てくださる方々は本当に皆さん熱心でかつ自分の作るお菓子に向き合う姿勢が素敵だったんです。

 

正直、今までお菓子屋さんに勤めてた時一緒に働いていた職人さん達より何倍も自分の作るものに対して真剣だし、探究心も深い感じがします。でも職人さんはそれが日々生業ですのでね、こだわってゆっくり向き合う余裕は無い事も私は十分知っています。たくさん作ってたくさん売らないと生活出来ませんから。

私今も、ひとり営業の製造キャパシティの低さを痛感してます(笑)

 

サポートをしようと決めたわけ

うちにくる皆さんがお菓子に真剣にそして真摯に向き合う方々ばかりなのと、いつか自分でも形に出来たら...と考えていることを受けて

 

「やればいいのに。。。できますよ。」

 

私、簡単に言ってたんです。

 

でも....

 

ただ言うだけって無責任だな。と。

言うのは簡単ってやつです。

サポートをしようと決めたのは責任持とうと思ったから。

f:id:bonbonciel1013:20180621202119j:image

じゃ、どうやったらうちらしく責任もてるのかといろいろ考えて今のボンボンコフレ制度が出来上がりました。

https://www.lebonbondeciel.com/school

この制度を立ち上げたとき

うちの小さなお店にメンバー達のお菓子が並んだら本当に愉しいだろうなぁと。

 

お菓子売る事しか考えてなかったお店の立ち上げ時からボンボンシエルはゆっくりと変化して

本当にやりたい事は何なのか、そしてその何かが固まってきているのを感じてドキドキしてワクワクしました!

 

f:id:bonbonciel1013:20180621202041j:image

f:id:bonbonciel1013:20180621201958j:image

そして今週メンバーのお菓子がお店に並んだんです。

やりたかった事が形になりました!

 

 

実は好きな事を立ち上げるって立ち上げた当初からドンピシャの事が出来るかっていうとこれは私の経緯からしか言えないんですけど、それはかなり珍しい事なんじゃないかと思います。

やっているうちに見えてくる事のほうが多いのでは無いかなぁ

周りのひとり営業をがんばってるベーグル屋さんも、カフェのオーナーも、日々日々試行錯誤しながらベーグルを焼き、コーヒーを淹れています。そしてわたしもお菓子を焼きながらここまできました。

 

まだまだこれからだけどまたお菓子を焼きながらがんばらなくちゃ。