なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

自分の製造キャパを知ること

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ボンボンシエル以外の

ブランドの販売がまた

今週再び行われようとしています。
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彼女はコツコツ準備を始める

タイプ

時間をかけてじっくり…

 

始めて

自分ブランドの販売を

ここ3ヶ月

経験したわけですけど

彼女曰く

「こんなに

お菓子を作ること以外に

しなければいけない事が

あるとは思わなかった…」

と…。

 

そう!

そうです!

お菓子屋さんは

お菓子作ることが2割

その他のことが8割

とも言われています。

 

彼女はそれを身をもって

感じたわけなんですけど

この感覚は

やらないと

わからないもの。

 

それは

彼女のこれからの

お菓子作りにおいて

必ず

役に立つはずです。

 

そして今回わたしが

彼女にアドバイスしたのは

'自分の製造キャパを知る'

という事。

実は彼女は今回

販売までの全ての仕事を

ひとりだけで

こなしたわけでは無いので。

毎回

力強い助っ人が来ていました。

だから

かなりの量の商品を

並べる事ができたんですけど

彼女は

今までひとりだけで

商品を作り、包装して、売る

ということをしていないので

自分の本質的な

製造のキャパシティ

を知らないんですね。

なので

製造のコントロールが

わからないんです。

どこまでやったら

どのくらい時間がかるのか。

どのくらいしんどいのか。

自分の限界はどこなのか。

それを知らないと

日産どれくらい作るか

の計算が、できない事になります。

それが出来ないと

売り上げの目標金額も出ないし

それ以前の

材料の発注も

どれくらいしたら

いいかわからない。

 

先ずはそこから…

 

仕込んで

焼いて

冷まして

包装して

陳列して

ここまでの工程を

全部ひとりでこなしたら

1日どれくらいの量を作れるのか

それを

知っておくのは

本当に

大事なことなんです。