なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

商品は商品。

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私が、自分のお店を持ちたいと

思いはじめたのはいつ頃だったのかは

もうかなり前なので

'いつから'とはっきりは言えないですけど

多分

自分でキッチンエイドを合羽橋から

抱えて持って帰って来たあたりかと思います。

あの頃は

'自分のブランドを持つ'

というのでは無く

'自分の店を持つ'

ニュアンスがちょっと違ってますね。

インターネットを使って

ホームページを持ってそこから発信していく。

そんな商売の仕方も増えていき

それがどんどん違うタイプのツール

Facebook

だったり

Twitter

だったり

そして

Instagramだったり

顧客はフォロワーさんになり

いつの間にか

自分の店を持つことが自分のブランドを立ち上げること

に変化していってる気がします。

学生から社会人になって

この目まぐるしい市場の変化を

長いスパンで経験できていることはありがたくもあり

どこまでついていけるんだ?私は?と

重ねる年齢とともにその変化のスピードに正直困惑したりもしています。

でも

‘店舗を持つ‘から‘ブランドを持つ‘に変化したことによって

好きを形にすることのハードルがグッと低くなっています。

これは本当にそう思います。

ちょっとお金の話になってしまいますけど

私の小さな玄関ショップ、お店を作るだけで約100万円かかってます。

工房は別。住宅にたくさんの電力を持ってくる為の工事だけで

当時で約30万円くらいかかって

東京電力の人3人くらい来ました(笑)

だから工房はもっとお金かかってます。

自分のお店持とうと私.....お金貯めてました。

じゃなきゃ無理だったから。

今みたいに許可付きキッチンなんてなかったもん。

今でもきちんと店舗を持とうと思えば

高額な資金が必要なのは変わらないけど

自分でブランドを立ち上げるだけなら

店舗を構える程ではないですから

私のように必死こいてお金貯めなくても何とかなりそうな感じですよね。

時代だよなぁ......

 

でもちゃんと店舗を持っていてもいなくても

商品は商品。

そこはちゃんとしないと....

私たち作り手は

お客様の身体に入るものを作っている責任があるのです。

それで対価をいただいているということ。

好きなことを形にすることのハードルは低くなっても

この商品に対する考え方は絶対下げてはいけないことなんですよね。

 

私はこれからも自分ブランドを立ち上げたいと思ってる

お菓子人たちのサポートをしていくつもりですけど

このことはしっかり伝えていこうと思っています。

 

 

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