なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

"家族が気に入った'は商品にはならない

お菓子は作ると

食べるって行為がついて

回るんですけど

大抵その

食べる行為をしてくれるのが

いちばん身近にいる人達なわけで…

作り手って意外にも

自分が食べたいっていうより

食べてもらいたい意識の方が

強いから。。。

ま、だから

お菓子屋さんになりたいって

なるわけなんだけど。

で、

食べてもらうと

そのお菓子に対する

評価みたいなものもついて回る。

特に、お菓子屋さんになりたいって

思ってる人はそこのアピールって

いうのを絶対しなきゃいけないわけで。

で、そのアピールツールが

SNSになる。

ご自身が作ったものを

SNSにアップしてアピールする事は

これから自分個人でそれを仕事にしたい

と考えている人は

絶対やらないといけない事です!

(大事だから絶対を2回言う(笑笑笑))

 

なんだけど。。。

 

家族の評価を載せているうちは

あなたの作ったお菓子の

アピールには全くなりません。

「これを作ったら

家族にとっても好評でした!」

ってやつ。

家族はあなたの作ったものは

なんでも気にいるのよ(笑)

一生懸命作ってるの知ってるし

だからこのアピールは

私はこんな素敵家族に囲まれています!

っていう

ただの素敵な家族のアピールなわけ。

家族じゃ無くても

気の良い友人達とか。

「みんなが美味しいって言ってくれて!

うれしいっ!」

ってやつかな。

これは、いかに周りに恵まれているか

というあなたの素敵さアピールには

なるんだけど

作り手のあなたが

自分のお菓子に自信が無い事の 

アピールにもなっちゃうわけ!

 

実は商品として売り出す前の

お菓子の評価は

作り手自身しか出来ないんですよね。

「私のお菓子は美味しんですっ!」

って自信をもってアピール出来るか否か。

家族が気に入ったとか

友達が喜んでくれたとかは

あなたの自信の無さのアピールでしか無い。

 

あなた以外の人の評価は

対価を払っていただいた

お客様の言葉しか無いんです。

 

だから

自分の作りあげるものに

もっと自信を持ってアピール

出来るようになりましょう!

このお菓子は

ここにこうこだわって作りました!

私が言うから間違いないですっ!

って表現できるようになってください。

 

我がボンボンシエルの

元受講生のみなさんは

それぞれSNSやってますけど

自分の商品のアピール

めちゃくちゃ上手です!

どれも

「おお〜…

いい感じに仕上げてきてるねぇ〜

グッジョブ♡」

って感じ。

殆どのみんなが自分の主観で

表現してるんですよね〜!

やっぱりみっちり製菓理論やってる

だけある(笑笑笑)

自分のお菓子に自信を持ちたい方は

ぜひ受講を!ふふふ

 

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こちらは

わたくしが自信を持って販売している

スコーンの仕込み風景です!

この状態はまだまだ序盤…

まだ粉が粗いのでね

ここからまだまだ微調整をして

粉を休ませてから焼成に入ります。

ご注文いただいたお客様のもとに届くまで

もう少し。。。